The BAQ/Data Acquisition/DAQ System/Babarl
babarlDAQの開発は終了してます。2000年に登場して以来、微拡張を繰り返しつつ、5年以上立派に動作してきました。最近の理研RIPSでの実験では使うチャンネル数が増加の一途であり、またビーム強度も増大しています。
babarlDAQでは希望の性能に応えられない実験が出てきたことと、今後のRIBFでの実験も見越して、多チャンネル、高イベントレートに対応したCAMAC & VME用DAQを開発しています。
babarlDAQはRTLinuxをベースにしたネットワーク分散型CAMACデータ収集システムです。
CAMAC制御にはRTLinuxを使い、ACCにひけをとらないCAMAC制御の性能を有しています。また、すべてパーソナルコンピュータ上でデータ収集を行い、特に周辺機器を必要としないため費用効率の良いシステムとなっています。
中〜大規模?原子核物理学実験に耐えられる設計で複数台コンピュータを使用することを前提にしています。(もちろんPC 1台だけでも使えます)
そのため、構成要素が多く煩雑になっています。またPAWベースのオンライン解析プログラムAnapawを使うことができます。
Kinetic 3922 +
2915もしくは東陽テクニカ CC/7700 + CC/PCI の組合わせに対応しています。
とくにKinetic 3922 +
2915の組合せではBlock転送を使うことができ、 Dead Timeが良くなります。
最近はCAMAC + VME
ハイブリッドで使うことが多いです。
VME ControllerにはSBS 620 PCI-VMEを使用しています。
(WIENER製のPCI-VMEも使えます。)
→ 検出器のテストなどのDead Timeを気にしない DAQにはNBBQをお勧めします。
1台のnormal Linux
PCがあれば動きます。ANAPAW使えます。 CAMAC & VME ハイブリッドできます。インストールも簡単です。
→ パフォーマンスやデータフォーマットについてはこちらを参照して下さい。
stdcomというStand-alone用のコントローラを作りました。 1台のPC上ですべて使う場合はこれが簡単です。
実験向けマニュアル
manual-oct07-2003.txt for
R363n (トラブル対処方が充実してます)
Last Update: 2007/10/30
Hidetada Baba
baba @ rarfaxp.riken.jp