######################################################################## babarlDAQに障害がおきたときの対処方 'stop'コマンドをした時にかたまった場合は、 1. コントローラを Ctrl-c で終了させる 2. rips1のシェル上で'ps x'とやって動作中のプロセスを確認する recorderやdatabaseというのがあったら、それをkillする databaseは5個ぐらい走っているように見えますが、 一番番号の若いプロセスをkillすれば、すべて消えます -- コンソールを切替えて (Alt+F2) -- 3. ripsccのシェル上で'ps ax'とやって動作中のプロセスを確認する # rips1と違って、'ps ax'なので注意!! 'bbcamac','collector','transfer'というプロセスがあったら、killする ただし、'transfer'だけはrootでしかkill出来ません rootのハ°ス○ードはr*li**xです(*は想像して入れて下さい) 解らなければ、馬場、大田さん、武内さん、岩佐さんなどなどに聞いて下さい 4. '/sbin/lsmod' とやって、'babarldaq'というモジュールがあれば、 '/sbin/rmmod babarldaq'とやって外して下さい その他の'nbbq***'や'bb-***'は決して外さないで下さい 5. 残留プロセスがなければ、/home/rips/exp/r363n/のディレクトリで 'bbcamac'と打ってripsccをreadyにしておきます -- コンソールを戻して (Alt+F1) -- 6. 'netstat -a | less'とやって、ネットワークソケットを見ます tcpの欄に167**という数値があるとダメです (udpの欄にあるやつは関係ないです) Stateが'ESTABLISHED'だったら、まだ何かのプロセス残っています Stateが'TIME_WAIT'だったら、数十秒待ってから、もう一度見て下さい 1分以上'TIME_WAIT'のままだったら、やっぱりrips1かripsccに プロセス(特に'transfer')が残っているので、確認してkillして下さい 7. 残留プロセスも残留ソケットもなければ、/home/rips/exp/r363n/ で、 'babarl'と打って、めでたく復帰するはずです 'nssta -> stop','nssta -> stop'を繰り返してみて、動けばOKです ちゃんと動かなかったら、1.からやり直しです ################################################################# babarlDAQマニュアル June 12, 2002 for R331n ----- はじめに ----- babarlDAQはコンピュータを2台使用してデータ収集します。 CAMAC制御マシンにcamac、データ保存 & コントローラマシンにdatという 別名がついています。 実験で使うマシンとホスト名 ripscc : CAMAC制御 (camac) rips1 : データ保存 & コントローラ (dat) rips00 : 解析用マシン (ana) ----- 基本的な操作 ---- すでにコントローラ(データ収集の画面)がでている場合(datマシン) 1.データ保存しないでスタート Command : nssta <-- これでデータ収集がスタートする Command : stop (データ収集ストップ) 2.データ保存するスタート (ストレージは左下に表示されている) 通常のRunほこれ。 Command : wth Header : (へッダーを書く) Command : start Command : stop (データ収集ストップ) Ender : (エンダーを聞かれるので書く) Command : prisca (スケーラデータをプリント) 3.ストレージを変える a.HardDiskにする Command : hdon b.MTにする Command : mton 4.新しいMTを入れたら Command : mou Command : mton * SCSIメッセージが表示され、少しの時間固まります。 画面表示がくずれるので、'cc'と打って画面をクリアして下さい。 * mouコマンドはDATをマウントする他にテープを巻戻す作用も あるので、DATを交換した時以外は使わないようにして下さい。 5.MTを取り出す Command : mtoff (HardDiskモードになる) Command : dismou 6.画面をクリアする Command : cc 7.コントローラを終了する Command : exit ☆ 留意点 実験中に終了する必要はないです。 終了すると自動的にcamacマシンのbbcamacも終了します。 もう一度起動したい場合はexitした時から1分後ぐらいに起動してください。 DATモードの場合、ドライブが回りだすのに時間がかかるため、データ収集 開始時にDAT Busyがかかる場合があります。データ収集が止まっているよう に見えますが、数秒後に復帰するはずです。 Runの途中でDAT Busyが頻発する場合は、Trigger Rateが高すぎる場合が 考えられます。ビームを確認して下さい。 ----- データ収集の画面が出ていないとき (再起動したとか) ----- 1.コンソールを変えて dat -> camac にログイン Ctrl + Alt + F2 login:rips password:********* [rips@rips1 ~]$ slogin camac [rips@ripscc ~]$ cd exp/r331n [rips@ripscc r324n]$ bbcamac camac側はこれで準備OK 2.コンソールを変えてdatにログイン Ctrl + Alt + F1 login:rips password:********* [rips@rips1 ~]$ cd exp/r324n/babarl [rips@rips1 babarl]$ babarl これでデータ収集画面が出る (DATでデータをとりたい場合はmtonしましょう) ----- priscaで表示されるScalerの名前を変更する ----- [rips@rips1 ~]$ cd exp/r331n/babarl [rips@rips1 ~]$ emacs -nw scalername.txt 1行に1つ名前を書きます。1行には最大42文字まで使えます。 R331nではScalerを60ch読むので、必ず60行書いて下さい。 次にコントローラ上で Command : updatescr とすれば、名前が更新されます。 ----- ツール (rips00上で) ----- 1.blkmonitor blkmonitorとうつ。 現在のブロックをダンプできる。 x : 16進数表示 d : 10進数表示 o : 8進数表示 2.prisca priscaとうつ 現在までのスケーラーの合計値を表示します。 prisca -p とうてばプリンターに印刷します。 3.priheader priheader ***.rdf rawdataのヘッダーとエンダーを表示してくれます。 4.totalsca totalsca [-s scrname.txt] ***.rdf スケーラデータの合計を出してくれます。 5.bbsca moniscaクローンです。 走らせておきましょう。データ収集が終了すると 印刷するか聞いてくるので、[y]と答えましょう。 ----- 以前のbabarlDAQと変わった点 ----- priscaでのスケーラ値がとりこぼしなく、表示されるように 変更しました。 (Visual Scalerとpriscaの値が違うと不評だったので) 問題がなければ、これでいこうと思います。 ----- トラブルシューティング ----- 1.データ収集が止まってしまった a.DMA Busyがつきっぱなし --> テープの書き込みで待たされている可能性大 数十秒待っても再開されない場合はDMA Busyの"stop"を押してみる b.CAMAC Busyがつきっぱなし --> CAMAC Busyの"stop"を押してみる c.それ以外はコントローラでstopしてみる --> 正常に終了したらまたstartすればよい --> stopをしたあと、コントローラが固まったらCtrl+cで強制終了 ps xをやって、databaseとかrecorderのプロセスが残っていたら それらをkillする こうなっていたら、十中八九camacマシンがハングアップしている ので、camacマシンの電源ボタンを数秒押して強制的に電源きる。 そしてcamacマシン再起動。 (raw dataにエンダーが書き込まれませんが、データは生きている のでご心配なく) 2.なんかよく数秒止まってから、またデータ収集が再開する --> DATの書き込みが追いついていない場合がほとんどなので、 トリガーレートを落とすべし 3.マシンを再起動したい --> Ctrl + Alt + Deleteで再起動できます。 4.スーパーユーザーになりたい --> パスワードを教えてもらいましょう 5.babarlとうっても、コントローラの画面が出ない 原因として a.babarlがすでに起動している b.bbcamacが起動していない --> camacマシン上でbbcamacを起動させてください c.ソケットが残っている --> コントローラをexitで終了すると、なぜかソケットが残ってしまいます。 なので、タイムアウトになるまで1分ぐらい待ってから起動してください 'netstat -a | more'とかやって、160**という数字がなければ大丈夫です。 c.プロセスが残っている --> 異常終了や、bbcamacが起動していないのにbabarlを起動させると プロセスが残ってしまいます。 'ps x'として、'recorder'と'database'のプロセスをkillして下さい。 databaseのプロセスは複数あるように見えますが、一番プロセスIDの 若いものをkillすればすべて消えます。 --> ripsccで'transfer'というプロセスもチェックしてみて下さい 7.なんかFERAのデータ(Ge)のデータがヘン --> 一旦Runをストップして、CAMAC電源スイッチを入れ直してください。 そのあとにsetpedをしてRunを再会させてください。 8.もうどうしようもない!! --> ばば(***-****-****)に電話するべし