RIKEN/RIBF施設共用促進事業

AVFサイクロトロン

AVFサイクロトロンは、通常は後段に続くRRCサイクロトロンの入射用加速器として使用されます。 AVFサイクロトロンについての詳しい情報は、 こちらをご参照ください。

加速できるビーム核種は、水素(H)〜アルゴン(Ar)程度までの比較的軽めの原子核です。 ビームエネルギーは、約 3〜15 MeV/u 程度の低めのエネルギーで、殆どの場合は真空中での照射が必要です。
尚、以下に示す2つの利用形態は、加速器構成がAVFサイクロトロンのみですので、 産業利用ビームタイムを比較的容易に割り当てられる可能性があります。

AVFサイクロトロン

[AVF単独] 利用について

AVFサイクロトロン単独で加速されたビームを利用する事が出来ます。 E7実験室に、汎用のビームライン(E7B)があります。常設の真空チェンバー等はありません。 利用者が真空チェンバーを持ち込み、ビームラインに繋いでの照射となります。 また、小型の真空チェンバーでしたらご用意できますので、ご相談ください。
AVFサイクロトロン単独で加速実績のあるビームについては、 ビーム供給実績表:AVF をご参照ください。

[AVF+CRIB] 利用について

AVFサイクロトロン単独で加速されたビームを、低エネルギーRIビーム生成装置(CRIB)を用いて、 RIビームに変換して利用する事が出来ます。
同じE7実験室のビームライン(E7A)には、 CRIB装置 があります。 AVF+CRIBで加速実績のあるRIビームについては、 ビーム供給実績表:CRIB をご参照ください。