The BAQ/Data Acquisition/RTLinux/Miscellaneous

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ここではRTLinuxを使う時によくある事柄を載せていこうと思います。

RTLinuxなのに、スケジュールに大きな遅延が起こる
rt_comを使おうとしても、'Device or resource busy'と言われる
RTLinuxをインストールして、RTLinuxのモジュールを組み込むとフリーズする


RTLinuxなのに、スケジュールに大きな遅延が起こる

CPUの種類によって起こるそうです。
Geode CPUは構造上RTLinuxでリアルタイム性を確保できないそうです。

また、BIOS起因で大きな遅延が生じることもあるようです。
BIOSの設定を変えたらうまくいったという情報をいただきました。
この時はグラフィック関連の設定を変えたそうです。


rt_comを使おうとしても、'Device or resource busy'と言われる

すでにシリアルポートが使われているのが原因です。

ローダブルモジュールでserialというドライバが組み込まれていれば、
# /sbin/rmmod serial
で外します。

また、スタティックに組み込まれている場合でも
# setserial /dev/ttyS0 uart none
とやることで、シリアルポートを解放できます。 (ttyS1 や ttyS2も使われている場合は同じように解除します)
また、dmesgを見ると、どのシリアルポートが組み込まれているか確認できます。

カーネルコンパイル時にシリアルポートドライバをローダブルモジュールにしておくこと簡単です。


RTLinuxをインストールして、RTLinuxのモジュールを組み込むとフリーズする

カーネルコンパイル時のCPUに関するオプションが不適切な場合におこるようです。
そのあたりのオプションを変えてコンパイルやりなおしです。

Last Update: 2005/3/27
Hidetada Baba
baba rarfaxp.riken.jp