を試験運用しています。
Webmail(SquirrelMail)のフォルダーは imap のフォルダーと互換があるのでWebmailとIMAPは併用できます。とにかく簡便にメールにアクセスしたい時、あるいは、出張時や個人PCの環境がないときには、
Webmail の
利用が便利です。 Webmail の URLは
にあります。この Webmail は2006年 10月4日 13:00JST
以降から使用可能です。理研
の外からも接続可能です。(http:
に接続しても安全のため
https:へリダイレクトされます) Webmailのログイン画面はサイトの安全証明のため、 最初のログインの認証後、最初に上側のメニューにあるフォルダーのメニューを選択し、既存のフォルダーをすべて登録します。
携帯電話のブラウザ(i-mode等)を利用して ribf.riken.jpへのアクセスの試験運用をしていています。
海外ローミング機能付きの携帯電話の場合は海外からでも ribf.riken.jp へのメールの読み書きができます。
詳細は
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5) メールスプールの mbox形式から Maildirへの変換方法
従来 rarfaxpで使用していたメールスプールは mbox形式といい、1
つのファイルに多数のメールが単純に連結して格納されていましたが、メール数が増加しファイルサイズが大きくなると、処理速度の低下、ファイルの破損時のダメージ等が問題となっていました。更新後
の ribf.riken.jp で使用するメールスプールは Maildir 形式で、
これは1つのメールが1つのファイルに対応する形式です。Maildirはログイン
ディレクトリー直下の ~/Maildir です。 ~/Maildir は更新時に管理者
がscriptで全ユーザ分を作成しました。
これまでrarfaxpで受け取った
mbox形式のメールスプールやフォルダーは、scritpででMaildir 形式に変換すると、新サーバ ribf.riken.jp でアクセスできます。
mbox形式のメールスプールをMairdirに変換するtool が
mb2md です。
rarfaxp ではメールスプールの実体は /rarf/u/spool/mail/username というファイルです(usernameはログイン名)。システム更新後も自分で消去しない限りこのRARFAXPのメールスプールファイルは残っています。これを
Mailboxに変換するには、 更新後、まずログインサーバー ribf00.riken.jp に loing したのち、
メールサーバ ribf.riken.jp に ssh でloginして(PATHが /usr/bin, /usr/local/bin が通っている標準の環境で)
mb2md
-s /rarf/u/spool/mail/username (-f somefolder)
(-d Maildirtest)
のコマンド(usernameはログイン名)でシステムのメールスプールをMaildirに変換します。-f somefolder をつけると 変換されたメールは
Maildir 配下の somefolder というfolderに保存されます。変換速度は実測でスプールファイル1MBにつき約1秒程度です。仮に1GBあれは17分程度かかります。
また rarfaxpで
imap (wu-imap)を使用し、メールをフォルダーに(階層構造に)分類していた方は、imapのディレクトリーを
~/oldmail とすると
mb2md -s oldmail -R (-f
somefolder) (-d Maildirtest)
のコマンドで
imap (wu-imap)のfolder構造を一気に Maildirに変換します。-f somefolder をつけると 変換されたメールは Maildir
配下の somefolder というfolderに保存されます。テストをしたい場合は最後に -d Maildirtest 等と-d で出力先のディレクトリーを指定できるので、Maildir以外の名前ディレクトリーでテスト
をすることもできます。変換後はもとのファイルは削除されないので、必要がない場合はご自分で削除をお願いします。
詳しくはマニュアルをご覧ください。
上記のmboxからMaildirへの変換をするまでの暫くの間は暫定的に下記の方法で更新前のメールをアクセ
スすることができますが、なるべく(2006年11月末までに)変換をお願いします。
imap の場合:メール受信サーバを rarfaxp.riken.go.jp に設定する
loginユーザ: rarfaxp に loginする
ご注意:上記の変換の際にはディスク使用量が増大しますので、disk quotaにお気をつけください。disk
quotaの現在の使用量、上限値は quota
(/usr/bin/quota)で表示されます。disk
quotaを超えそうな場合は あらかじめ、system
at ribf.riken.jpにご相談ぐださい。
5b) MH形式のメールフォルダーからMaildirへの変換
rarfaxpでMHを使用し、メールフォルーダにMH形式を利用されていたかたは、rarfaxpの更新後、ログインサーバー ribf00.riken.jpにloingしたのち、メールサーバ ribf.riken.jpにssh でloginして、ribf上で
mh2maildir のコマンドを使用することにより
メールをMH形式からMaildirに変換できます。 例えば、MH形式の入ったディレクトリを test とします。test 以下、
test/hoge, test/hoge/fuge ... などの階層構造です。
それは以下のコマンドでMaildirに変換できます。(PATHが /usr/bin, /usr/local/bin が通っている標準の環境)
mh2maildir -f -R -courier test Maildir MH
とすると、Maildir 以下に、
.MH
.MH.test
.MH.test.hoge
.MH.test.hoge.fuge
などの階層構造が作成されます。変換速度はおよそ0.3MB/s程度で、1GBにつき50分ぐらいかかります。 変換中フォルダーごとにメッセージがでるので変換中の不安は少ないと思います。 変換tool
mh2maildir
については
http://www.informatik-vollmer.de/software/mh2maildir.phpをご参照ください。
ご注意:上記の変換の際にはディスク使用量が増大しますので、disk quotaにお気をつけください。disk
quotaの現在の使用量、上限値は quota (/usr/bin/quota)で表示されます。disk quotaを超えそうな場合は あらかじめ、system
at ribf.riken.jpにご相談ぐださい。
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5c) mewの設定例
emacsが好みで使いなれている方は、更新後、 ribf00.riken.jp にログインして ~/.emacs に
(autoload 'mew "mew" nil t)
(autoload 'mew-send "mew" nil t)
~/.mew.el に
(setq mew-proto "%")
(setq mew-imap-server "ribf.riken.jp")
(setq mew-imap-user "
username")
(setq mew-imap-auth t)
(setq mew-imap-ssl t)
(setq mew-imap-ssl-port "993")
(setq mew-ssl-verify-level 0)
(setq mew-smtp-server "ribf.riken.jp")
(setq mew-smtp-user "
usename")
(setq mew-smtp-port "587")
(setq mew-smtp-ssl t)
(setq mew-smtp-ssl-port "587")
と設定します。
usenameは自分のログイン名です。
Mew を起動した後に、3Z
というコマンドで IMAP folder
を初期化すれば ribf.riken.jp をサーバとしてメール送受信はできます。
実行時に /usr/sbin/stunnel を使用しますが、標準では
/usr/sbin
にPATHが通っていない時が多いので、ご自分のpcで設定される場合は
PATHに /usr/bin, /usr/local/bin とともに /usr/sbin を追加するか、あるいは su で ln -s /usr/sbin/stunnel
/usr/bin/stunnel でシンボリックリンクをはる必要があります。(thanks.
to T.Onishi updated on 2017.12.15)
Mew使い方は
ここに解説があります。
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6) ユーザの Web page
rarfaxp 上の各ユーザの Web page の これまでのURLは
(これまで) http://rarfaxp.riken.go.jp/~username/
(今後)
http://ribf.riken.jp/~username/
と替わります。 更新後も、rarfaxp でもアクセス可能ですが、今後URL
の案内のときは http://ribf.riken.jp/~username/ の方を御利用ください。
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7) ログインサーバ
メール専用サーバ ribf.riken.jp へは interactive login (ssh) しないようにお願いします。ただ、上の 5a) 5b)
のmbox/MHからMaidirに変換作業をするときは,
ribf.riken.jp 上で実行してください。
(ファイルIOが非常に多いのでNFSでなくローカルディスクアクセスのほうが信頼性、効率が良いため)
ribf.riken.jp にログインするときはいったん ribf00 にログインしてからrib f.riken.jpにログインしてください。仁科センターの一般LANからRIBF00にログインするときは、ssh ribf00 あるいは ssh ribf00.rarfadv.riken.jp でログインできます。 それ以外からは ssh ribf00.riken.jp でログインできます。
ログインして対話的処理ができるサーバ は
ribf00.riken.jp でOSはRHEL6互換の
Scientific
Linux 6.9 (x86_64 64bit OS)を使用しています。理研の外部からRIBF Linux/UNIXクラスターにログインする場合はSSHでribf00.riken.jpに最初にログインしてください。(公開鍵認証) ほかにログインできるサーバは
ribf01.riken.jp,
ribf02.riken.jp などです。
それらのログインサーバで
mew (5.15)は利用可能ですが、rarfaxpにあった
mnews等のメールクライアントは
mboxスプール形式のみの対応な
ので mnewsは 更新後の 新サーバ(ribf00)では使用できません。
また、ribf00の環境は運用開始後に序々に整備していきます。
(
64bint版
CERN Library ,
root 等は利用可能です)
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8) ホームディレクトリー
ユーザホームディレクトリーは
新後は新サーバ ribf.riken.jp に接続されている 16TB SAS-HDD
Raid6で disk quotaは標
準で 100GB の設定をしています。(作業用/データ解析のRaidは別
途あり、一人あたり1TB 程度は割りあて可能です。)
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9) SPAMフィルター
以前に rarfaxpで
spam filterの設定 /usr/local/spamfilter/setup
を実行された場合、それはそのまま新サーバ ribf.riken.jp で動作しますが、spamが格納
される場所が Maildir の標準のディレクトリーではありません。標準の
場所に格納したい場合は 1) imapのメールクライアント で spam というフォルダーをあらじめ作
成し、2) ribf00 上で /usr/local/spamfilter/setup を再実行してくださ
い。そうするとspamフォルダーに振り分けられたスパムは imapメールクライアント からspamフォルダーとしてアクセ
スできます。
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10) MTAの違いについて
rarfaxpで使用していた Mail Transport Agent (MTA) は
sendmail-8.13.7で
新メールサーバ
ribf.riken.jpで使用している MTA は
potfix
です。 .forward .procmailrc 等は大部分互換性がありますが、細かな
部分で非互換性がある場合も考えられますので、自分で ~/.forward
や ~/.procmailrc を設定されている方は動作確認をお願いします。またrarfaxpで使用していたimap/pop3サーバプログラムは
wu-imapで、ribfで使用しているimap/pop3サーバプログラム
は
dovecotです。
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11) rarfaxpの今後のサポート予定
rarfaxp.riken.jp はいまのところ来年度はハードウェアのみの保守契約を行い、再来年以降は保守契約は行わない予定です。 rarfaxpを現在ご利用のかたは、年内に
RIBF00 (Scientific Linux 4.3) へ計算環境を移行をお願いします。将来、rarfaxp.riken.jpが修理不可能な故障をした場合でも、@rarfaxp.riken.jp、
@rarfaxp.riken.go.jp, @rarf.riken.jp, @rarf.riken.go.jp 宛のメールは @ribf.riken.jp
で受け取ることができます。(追記) 2016年に rarfaxp.riken.jp の運用は終了しました。
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11) imap,Webmailで突然メールが読めなくなった場合の対処方法
手でribf00上のメールを直接消去した、あるいは imap clientのソフトが途中でハングした等の誤操作、障害により imap、Webmail
等でメールが読めなくなったときは、indexのキャッシュファイルが壊れ
ていることが原因の場合が多いのでその時は、ribf00上で
cd ~/Maildir
mkdir backup20070405
mv dovecot* backup20070405
でindexのキャッシュファイルをすべて消去(念のため別のディレクトリーに
移動)すると、次ぎに imapでアクセスしたときにindexのキャッシュファイ
ルがすべて自動的に再構築されるので復旧することが多いです。 .(ドット)
ではじまるsub directoryの場合も同様です。
ご不明な点はメールで system at ribf.riken.jp までお問い合わせください。
更新歴
(2006.9.27) 初版
(2007.12.6)最終更新 Thunderbird 1.5->2.0
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(2006.09.27, last updated 2017.12.15) Contact