SPAM (迷惑メール)の自動振り分け

最終更新日2017年 4月12日 初版2004年6月21日
 


 2008年3月21日より、仁科センターでは増加するスパム(迷惑メール)の迅速 な処理のため、仁科センターメールゲートウェイを ribfsmtp1/ribfsmtp2 に更新すると共に、ウィルス隔離、スパム判定に、従来 使用してたフリーソフト SpamAssassin (フリーソフト)+sweep(有償ソフト) から、20倍以上 の処理速度のある Sophos PureMessage PMX のソフトウェア(有償ソフト) に切り替えました。 RIBF00.RIKEN.JPでスパム自動振り分 けを設定するには、ribf00 /usr/local/spamfilter/setup のスクリプト の実行でできます。すでにこの設定をしている場合は再設定は不要です。 まれに、スパムでない通常のメールをスパムと誤判定することもありますので、 スパムの自動振り分けの設定をしている人はご注意ください。

 仁科センターで立ち上げている新メールゲートウェイ(ribfsmtp1/ribfsmtp2)で、ウィルス隔離、スパム判定ソフト(PMX)で、メールをスパム(迷惑メール)と判定した場合、以下のことを実行します。

1)メールの Subject の先頭に ***SPAM***  を付加する。ちなみに情報基盤センターのメールGWでスパムと判定した場合、メールのSubjetの先頭に (SPAM) の文字列が付加されます。

2)メールのヘッダー中に
X-Spam-Status: Yes

のヘッダーを付加する。 スパムの自動振り分けをする場合は、このヘッダーの有無で容易に自動分類できます。

3)メールのヘッダー中に
X-PMX-Spam: Gauge=XXX ....... (以下略)

を付加して、スパム判定の確率(スパム度)、およびその根拠となるスパム判定テストの種類と得点を記述する。

スパムの自動振り分け等をする際の参考にしてくだささい。

 スパムなのに、スパムと判定されない(スパ厶 のすり抜け)場合は、そのメール全体を添付ファイルで

に送付してください。そうすることでData Base/Rule Set が更新され、今後は類似のスパ厶のすり抜けが減るはずです。

 また、通常のメールを あやまってスパムと誤判定した場合は、そのメール全体を添付ファイルで

 
宛に送付してください。再発防止の対策を実施します。 添付ファイルでレポートする場合の詳細は、ここを参照してください。





RIBF.RIKEN.JP(RIBF00.RIKEN.JP) でSpamの自動振り分けを設定方法

RIBF00.RIKEN.JP で以下の(1)の設定をすると、spamを特定のフォルダーに自動振り分けすることができるので、 SPAMの処理が煩わしい人には便利です。以下に記述している(1)の設定は RIBF00.RIKEN.JP 上で以下の scriptの実施で簡単にできます。 
 

(1) ribf00 にログインして /usr/local/spamfilter/setup のスクリプトを実行する。 (実行時には yes と答える)


こうするとribf00.riken.jpで受信されたメールはprocmailに渡されて、設定ファイル(~/.procmailrc)に従い、 SPAMのタグのついたメールは自動的に ~/Maildir/.spam/new のディレクトリーに順番号のファイルにふりわけられます。(それは imap/Webmail等でチェックすることができます)それ以外の通常のメールはそのままMaildirの新着メールディレクトリー(~Maildir/new)に保管されたままになります。 この状態でribf.riken.jp の自分宛にメールを出して、ribf.riken.jp で正常にメールを受け取れることを確認してください。もし正常に受け取れない場合は(1)で作成した.procmailrc の中身を確認してください。
この設定をやめたい場合は~/.procmailrcを削除あるいは別の名前に変更してください。
(NB1)ごくまれに、通常のメールをSPAMと誤認することもありますのでご注意ください。( Spamassassinのマニュアルによると、統計上の出現頻度は0.1%程度未満です) 


スパムの自動振り分けを設定した後、他のアドレスにも転送する方法


上記のSPAM Filterを設定した後、ribf.riken.jp でうけたSPAMでないメールをribf.riken.jp に残しつつ、他のアドレス(携帯等)に転送したい場合は上で作成したホームディレクトリー上に作成された .forward はそのままさわらずに、 .procmailrc を編集します。ribf00.riken.jpにログインして .procmailrc の最後に

:0c: spamassassin.lock
! name@host.domain

の2行を追加してください。 name@host.domainは転送先のメールアドレスです。するとメールはribf00.riken.jp でローカルに受けて読めるととともに、 スパムでないと判断されたメールは転送先のアドレスに転送されます。
 
RIBF.RIKEN.JP で振り分られたSPAMを確認する方法
 
上記の方法で ~Maildir/.spam に自動振り分けられたSPAMは imapあるいはWebmail等で内容を確認できます。

更新歴
(2017.4.12) minor corrections
(2008.3.21) spamassassin(SA) -> Sophos PureMessage (PMX)
(2006.10.13) ribf.riken.jp Maildir+SA 3.17updated
(2006.5.31) SA3.12 updated
(2005.12.5) SA 3.04 -> SA3.10 update
(2005.06.10)SA3.03 -> SA3.04 update
(2005.05.02) SA3.02 -> SA3.03 update
(2004.06.21) SA 3.02 initial install

(2008.3.25)  Contact