802.11b/802.11g の信号スペクトル

小電力データ通信システムを用いる無線LANで用いる802.11bと802.11gの電波のスペクトルを見てみます。スペクトラムアナライザー(Tektronic RSA230)の入力端子に簡易アンテナを接続してアンテナより10cm離れた Note PC (Power MAC G4)が 無線LAN通信を行なっているときの、送信電波のスペクトル分布を以下に示します。(CH 1 =2.412 GHz)  直接拡散スペクトル拡散方式(DSSS)を用いる 11b と直交周波数分割多重方式(OFDM)を用いる 11g では、 帯域幅や帯域内のパワー分布が多少異ります。実測で11bの占有周波数帯域は15.8MHz,11gの占有周波数帯域は19.6MHzでした (EBWが-35dBのところで)。 2.4GHz帯ではチャンネル間隔が 5MHzなので、 混信をさけるには 、互いに4チャンネル(20MHz)はあけた方がいいとおもわれます。海外製品の互換性を重視して1-11chの範囲のみ使用する場合は、1,6,11chの3セットを使用、1-13chまでフルに使用するときは 1,5,9,13chの4セットを使用するのが効率的だと思われます。

以下は 802.11b (11Mbps) で1ch(2.412GHz)で通信を行っている時。直接拡散スペクトル拡散方式(DSSS)

以下は 802.11g (54Mbps) で1ch(2.412GHz)で通信を行っている時。直交周波数分割多重方式(OFDM)

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(last updated on 27 Feb 2006)