2003年 第1食堂の南側歩道の建設に伴う樹木の保存運動

(2003年11月)

第1食堂南側から西側の十字路にかけて歩道をつける計画が出されています.食堂前は桜の木の下を通ることになり魅力的であり,基本的には交通安全の面から好ましいと思うのですが一番西の端(廃棄物倉庫のあたり)で3本ほどの樹木にかかります.カヤが2本とムベでしょうか.    全体図 拡大図

その後次のように交渉の結果、西側端の一番大きなカヤの木だけは現状の位置で保存できることになりました。(11月17日)「理研の自然友の会」のささやかな成果です。

”先週でしたか,理研の自然友の会として「危険物倉庫の角にあるカヤの大木だけでも何 とかそのまま保存するよう」要望したことに対する返事として「建設課の方では検討し た結果,道路の設計上,危険物倉庫の南側にある樹木はすべて伐採したいと言ってい る」というご回答をいただきました.
その理由としては,樹木を保存するとすればそのまわりに0.5m程度の幅で地面を残 した土地を確保せざるをえず,それをやると歩道が車道側に大きくふくらんでしまうの で困難という説明でした.
しかしあれだけの大木を伐採することは構内環境の維持からも好ましくなく,ましてや 危険物倉庫が夏に高温になることを防御している機能も有しているのであれば何とかそ の場保存を考えるべきだと思います.確かに0.5m程度の幅で地面を残した土地とい うのは必要かもしれませんが,枝を伐採して地面に近い空間を確保しておけば,傘を差 して通るような一番歩道の幅が必要な時は傘の張出に関して幹に近い空間も利用できる と思います.具体的には樹木を取り囲む部分の歩道の幅は基準値の2mより狭く,1. 7m位に設定しても構わないのではと考えます.すると地面の幅0.5mを加えると 2.2mになるので普通の部分より0.2mだけ車道側にふくらむ計算になりますが, そのくらいの調整は3方一両損(枝払い,歩道の幅が部分的に狭め,車道も少し修正) で,調整できる範囲にはいるのではないでしょうか.
以上一つの試案ですが再度ご検討いただきたく御願い致します.
2003年11月14日 理研の自然 友の会 会長 池  浩”

伐採の危険にさらされたカヤの木