三体核力研究室
三体核力研究室
update: 2025.7 by K. Sekiguchi
理化学研究所仁科加速器科学研究センター
Recent Information
ERATO TOMOE プロジェクトのプログレスミーティングを開催しました (2025年6月。於 京都大学)。
松崎禎市郎さんが、三体核力研究室のメンバーになりました。よろしくおねがいします! (2025年6月)
齋藤由子さんが、INPC2025で ANPhA賞を受賞しました (2025年5月)。おめでとうございます!
髙橋聖弥くんが、日本物理学会学生優秀発表賞を受賞しました(2025年5月)。おめでとうございます!
4月に渡邊跡武さんと齋藤由子さんが理研の研究員として三体核力研のメンバーになりました (2025年4月)。
菅原宙希くん、髙橋大智くん、髙橋聖弥くん、福田和希くんが研修生として三体核力研のメンバーになりました。
関口が東京科学大学から京都大学大学院理学研究科に異動しました(2025年4月)。
理研RIBFで偏極重陽子ビームの加速試験を行いました(2025年3月)。
鈴木小太郎くんが修士号を取得しました(東京科学大学, 2025年3月)。おめでとうございます!
齋藤由子さんが博士号を取得しました (東北大学, 2025年3月)。おめでとうございます!
理研仁科加速器科学研究センター・三体核力研究室がスタートしました (2024年9月)。
髙橋大智くんが日本物理学会学生優秀発表賞を受賞しました (2024年5月)。おめでとうございます!
関口が文部科学大臣表彰・科学技術賞(研究部門)を受賞しました(2024年4月)。ありがとうございます![LINK]
理研RIBFで、TOMOEプロジェクトとしての重陽子ー陽子弾性散乱測定・第一弾を行いました。新たに建設した孔雀検出器の全システムを稼働。Triplet-DNP法による偏極陽子固体標的による実験でした。みなさん、実験&実験準備、お疲れ様でした。とてもよく頑張りました (2024年1月) [Link]。
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三体核力研が推進しているプロジェクト
ERATO TOMOE プロジェクト
(関口三体核力プロジェクト)
科研費:基盤研究S “三核子系散乱による核子間三体力の完成”
関連研究室
原子核物理学は、約6千種存在する原子核の多様性(物性)を明らかにし、宇宙に存在する物質の成り立ちを解明する学問です。その研究対象は素粒子であるクォーク・レプトンから、数百の核子で構成される原子核に及びます。三体核力研では、核子を結びつける核力を理解し[特に三体核力の物理]、核力から原子核がどのように作られ、最終的に星が形成させてゆくのかを研究対象とした実験研究を行っています。
三体核力は、近年注目を浴びている新しい核力です。いわゆる普通の原子核ばかりでなく、エキゾティック核の存在限界、また星の終焉である超新星爆発や中性子星と密接な関わりがある高密度核物質の理解に重要な役割を果たすと考えられています。真空系における三体核力の研究の面白さは、原子核の中でクォークがどのようなダイナミクスを持つのか、ということに触れることができることです。我々は少数系散乱から、この三体核力を実験で明らかにすることを目指しています。実験は、理研RIBFなどで行っています。また、スピン偏極標的、ビームの開発、装置建設などを進めています。
私たちは、原子核を構成する力を理解し、核力から原子核、核物質、そして宇宙の成り立ちを統一的に理解する道筋を作りたいと考えています。
新しい物理を自ら切り拓きたい・アプローチしたい、と思って
いる意欲ある皆さんを待っています!
三体核力の物理 〜核子→原子核→星を形成する核力〜 研究を行なっています