概要

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NBBQはRTLinuxを使わない、Linuxベースのお手軽DAQシステムです。
RTLinuxを使わないのでパフォーマンスは保証しませんが、 babaDAQとbabarlDAQのいずれにも互換性をもち、daqmonitorやANAPAWが使えます。
baba & babarl DAQではRTLinuxを使っているため、 Kernelの再構築が必要であったり、セットアップが複雑であったりするため、 気軽に使いにくいものでした。
(検出器のテストのためにbabarlDAQをセットアップするのは面倒ですし、 babaDAQではOn-line解析が難しいものでした。)
純粋な(RTLinux用でない)CAMACのDevice Driverを用意し、 データフォーマットもbabaDAQ形式かRDF形式を選択できるので、 今までと同様に且つセットアップが簡単にデータ収集が行なえます。
babaDAQのdaqmonitorはJAVAで開発されているため、 JAVAの実行環境が必要であったり、動作が遅かったりします。 新しいOn-line Monitorまで開発できると嬉しいです。
さらには、パフォーマンスが欲しい場合にはRTLinuxモードでも 動作できるようになるとすばらしいです。
将来的にはbabaDAQは廃止し、NBBQに統合したい考えです。 babaDAQは作りが洗練されていなく、改良が難しいのです。
babarlDAQはセットアップが面倒ですが、圧倒的にパフォーマンスがよい作りなので、 こちらは残ります。
March 5, 2002
Hidetada Baba <baba@daq.rikkyo.ac.jp>