パフォーマンス / ライブタイムなど

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CAMAC/VME制御などの性能

ライブタイムを計算する

ライブタイムは以下の式で計算できます。 100掛けるとパーセントになります。
(デッドタイムは 1-ライブタイムです。)
livetime = N'/N = 1/(1+Nt)
N : Total events (Ungated Trigger) [cnt/s] 
N': Accepted events (Gated Trigger) [cnt/s] 
t : Transaction time [s] 
Transaction timeを適当に見積もることで、 ライブタイムを予測することができます。
また、すでに回路が組上がっている場合は、Gated TriggerにかけるVETOを オシロスコープで実測すればすぐにわかります。
ただしBBRLの場合、1Blockごとにスケーラを読み込むので、 例えば1Module=12ch読む場合に、16.8+2.6x12 usだけTransaction Time が増えます。
(1Block=100eventの場合、スケーラ読み込みに必要時間は1eventあたりに 換算すると0.5us程度です)

2003年1月に行なわれたR337n-2の実験では、積極的にVMEを使うことで、 1event=150words程度のデータ量にもかかわらず、 Transaction Timeを420usに抑えることができました。
CAMAC制御にKinetic 3922+2915、VME制御にSBS Bit 620 を使用しました。
(2000年秋に行なわれたR311nではCAMAC onlyのシステムで、 1event=90words程度でTransaction Timeは650usでした。 このときはFERA Memory以外にBlock Readを使っていなかったので、 実際はもう少しよくなります。
CAMAC制御にはKinetic 3922+2915を使いました。)
R337n-2のライブタイム

April 9, 2003
Hidetada Baba <baba@daq.rikkyo.ac.jp>