RIKEN/RIBF施設共用促進事業

事業概要

国立研究開発法人理化学研究所 仁科加速器科学研究センター(以下「仁科センター」)では、 先端的重イオン加速器施設であるRIビームファクトリー(以下「RIBF」)の施設共用事業 「高エネルギー重イオン・RIビーム応用研究の推進」を行っています。

趣旨

本事業は、RIBFが世界に誇る大強度で高エネルギーの重イオンビームと不安定核ビーム(RIビーム)を、 産業界を含む幅広い利用者に供することで、重イオンビーム・RIビームの応用を広い分野に展開し、 加速器技術を通じて新たなイノベーション構築へ社会貢献することを目指しております。

尚、本事業は2009年11月から2010年9月まで文部科学省の先端研究施設共用促進事業として行われ、 現在は仁科センターの事業として行われています。


事業の概要

本事業では、企業などを対象に利用課題を募集し、審査の上、採択された利用課題に施設の利用時間 (マシンタイム)を供用します。また、円滑な利用ができるよう、技術的な支援も行います。

共用の対象となる施設は、RIBFの重イオン加速器のうちで長年の運転経験がある AVFサイクロトロン(AVF)、重イオン線形加速器(RILAC)、リングサイクロトロン(RRC)、 及びそれに付設された実験装置の一部です。

また、東京大学・理学系研究科附属・原子核科学研究センター(CNS)も本事業に参画し、 RIビーム生成分離装置(CRIB)の利用が可能です。

施設利用は有償で、加速器施設の種類と利用形態に応じて利用料金をいただきます。 また、「トライアル利用」制度があり、その場合は利用料金の一部が免除されます。

実施体制

課題申請、問い合わせなど本事業に関する窓口業務は、仁科センターの産業利用開発チームが行います。 申請課題の審査は、センター長直属の産業課題採択委員会(略称「IN-PAC」)が行います。 採択された課題は、安全審査委員会が安全性を審議して、マシンタイム委員会が実施スケジュールを調整します。 また、ご利用にあたり技術的相談や支援が必要な場合は、原子核研究や応用研究の関連部門も支援いたします。

ビーム照射対象が「生物」の場合

この場合は、本事業の対象外です。 イオン育種研究開発室 生物照射チーム が窓口になります。

ビーム照射対象が「生物以外」の場合

RI応用研究開発室 産業利用開発チーム が窓口になります。

各窓口へのお問い合わせは こちら まで。

実施体制