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お知らせ
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2019.11.26
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2019.10.7本研究開発室の高橋和也専任研究員らが開発した新しい高感度な硫酸同位体分析法を、縄文時代後期(3,500年前)の京田(きょうでん)遺跡(島根県出雲市)から出土した遺物表面の「朱」に適用した論文が、Journal of Archaeological Scienceに受理されました。朱は北海道産であったことが判明し、縄文中期には北海道で採掘された朱(辰砂)が山陰地方にもたらされていたことがわかりました。本研究では、当室が行った研究開発により従来の約100倍の高感度分析が可能となったため、硫黄を含まない粘着テープを用いて遺物の彩色部から極少量の朱を転写するだけで済み、分析のための遺物本体の損傷を極限まで抑えられるようになったことが画期的です。世界中の壁画や遺物表面の朱の分析に広く適用が期待されます。
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2019.7.29高松第一高等学校(香川県)理研団体見学で、望月が南極の氷の科学と(高校側からリクエスト頂いた)女性研究者に関する講演をしました。
講演題目 : 南極の氷からひもとく宇宙と地球の歴史と研究環境を皆で整えていくことの大切さ 日時 : 2019年7月29日(月) 場所 : 理化学研究所 人数 : 女子高校生17名、男子高校生6名、合計23名 -
2019.7.1
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2019.6.11当室のユービン・サフーがインド、タイ、中国等、アジアの若者を対象とした日本の科学技術を体験するプログラム、Sakura Science Highschool Programにて、日本で学んで研究ポストに繋がるか等、参加者への質疑応答をしました。
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2019.5.262019年5月26日付の読売新聞に国立極地研究所とともに理研・望月らの研究が掲載されました。「サイエンスView:地球最古の氷 掘削せよ」(会員限定記事) (蒔田一彦記者)
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2019.4.26本研究開発室の高橋和也専任研究員らが開発した新しい硫酸同位体分析法を、縄文時代後期(3,500年前)の京田(きょうでん)遺跡(島根県出雲市)から出土した遺物表面の「朱」に適用したところ、北海道産であったことが判明しました。これは縄文時代中期における物資の流通ネットワークが、北海道から本州西部にまで広がっていたことを示唆しています。本分析法は、試料採取時に遺物本体へ損壊を与えないようにするもので、世界中の壁画や遺物表面の朱に適用可能です。論文は、Archaeological Scienceに投稿されました。
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2019.03.06
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2019.03.01本研究開発室の高橋和也、中井陽一、望月優子らによる、高感度な硫黄同位体比分析を南極氷床コア試料へ応用した論文の紹介が、RIKEN RESEARCHのResearch Highlightに掲載されました。
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2019.02.082020 Decadal Survey (USA) への白書に望月が協力しました。
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2019.02.012020年度の基礎科学特別研究員の公募が始まりました。公募期間:2月1日(金)〜4月18日(木)。当室では、主体的発想による氷床コア関連の実験・分析、装置開発、理論研究として中性子星、超新星爆発、太陽-地球大気系数値シミュレーション等が主な受け入れテーマになり得ます。詳細は望月までお問い合わせください。
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2019.01.09過去の巨大太陽フレアイベントの痕跡と考えられている、西暦994年の南極アイスコア中の10Be(ベリリウム10)の濃度変動を議論した論文がGeophysical Research Letters誌に掲載されました。
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2018.12.19過去の巨大太陽フレアイベントの痕跡と考えられている、西暦994年の南極アイスコア中の10Be(ベリリウム10)の濃度変動を議論した論文がGRLに受理されました。
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2018.11.08本研究開発室の高橋和也、中井陽一、望月優子らによる、高感度な硫黄同位体比分析を南極氷床コア試料へ応用した論文(タイトル:High-sensitivity sulfur isotopic measurements for Antarctic ice core analyses)が Rapid Communications in Mass Spectrometry 2018, 32, 1991-1998 に掲載されました。(DOI: 10.1002/rcm.8275)
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2018.10.02
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2018.10.24本研究開発室の高橋和也、中井陽一、望月優子らによる、硫黄同位体比分析高感度化についての論文がElementar社のツイッターに紹介されました。Elementar Inc. twitter
写真は我々研究室の同位体分析装置。
© Kazuya Takahashi, RNC
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2018.08.31日本分析化学会年会での発表「南極氷床コアの詳細解析を見据えた硫黄同位体比分析の高感度化の試み」(高橋、中井、望月ら)が記者会見論文に選ばれ、8月31日に学会本部にて記者会見が行われました。
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2018.06.08理研光量子工学研究センターと共同で研究開発しているアイスコアの自動融解装置に関わるRIKEN APR(Maruyama et al., 2018)が2017年度のハイライト論文に選ばれました。
研究成果ページはこちら。 -
2018.04.022019年度の基礎科学特別研究員を募集しています(公募〆切4/19)。
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2018.04.01望月雪氷宇宙科学研究ユニットから雪氷宇宙科学研究開発室(Astro-Glaciology Research Group)に名称変更されました。
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2017.11.27RIKEN Accelerator Progress Report Vol. 50 の50周年記念特集に当研究ユニットの6年間の活動をまとめた記事が載りました。ダウンロードはこちら
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2017.08.18日本天文学会 2017年秋季年会にて望月が公開講演をします。詳細・ポスター 報告
会議名 : 日本天文学会 2017年秋季年会 公開講演会 講師 : 望月優子 講演題目 : 「南極アイスコアからひもとく私たちの宇宙と地球の歴史」 日時 : 2017年9月10日(日)13:00〜16:00(開場 12:30) 場所 : 北海道大学 学術交流会館大講堂(札幌駅北口から徒歩約7分) 対象 : 高校生以上、一般向け 参加費 : 無料(事前申し込み不要) 定員 : 310名(先着順) 要旨 : 南極大陸にある日本の「ドームふじ基地」で掘削されるアイスコアには...
【以下に表示】 -
理研一般公開2017でのサイエンスレクチャー(望月)の感想を掲載しました。
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松本理事長から感謝状の授与を受けました。写真
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4/22、理化学研究所の一般公開にて望月がサイエンスレクチャー(p.6)をします。報告
イベント名 : 理化学研究所 和光地区一般公開2017 日時 : 2017年4月22日(土) 15:30-16:00 場所 : 理化学研究所、中央地区レーザー研究棟C32(大河内記念ホール) 講演題目 : 宇宙と生命とのつながり!〜生命と元素、星、宇宙のリズム〜 -
氷床コア中の天文現象痕跡に関する科研費基盤(A)が採択され、進捗し始めました。
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文科省の機関紙「STIホライズン」に望月の取材記事(4ページ)が載りました。
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2017.02.17
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2015.05.14内閣府総合科学技術・イノベーション会議による最先端・次世代(NEXT)研究開発支援プログラム研究課題が事後評価でS評価(相当)を受けました。GR098(望月個人採択)
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2015.10.07理研環境報告書2015に、当研究開発室の研究、『南極の氷床コアから太陽活動と気候変動の関係を探る』が紹介されております。 ぜひご覧ください。 ダウンロードはこちら
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2015.07.27講演のお知らせです。
主催:文部科学省 科学技術・学術政策研究所
講演題目:「近未来への招待状 」〜ナイスステップな研究者2014からのメッセージ〜
講演者:望月優子「南極アイスコアから探る環境変動
日時:2015年7月27日 14:00開演(13:30会場)
場所:文部科学省 科学技術・学術政策研究所 会議室[16B] 開催案内 -
2015.05.20内閣府総合科学技術・イノベーション会議による最先端・次世代研究開発支援プログラム「南極氷床コアからさぐる過去2千年の太陽活動に関する分野横断的研究」(個人採択)が事後評価でS評価(相当)を受けました。事後評価サイトはこちら(2015年5月14日公開、GR098)
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2014.12.19望月より感謝の言葉
文部科学省 科学技術・学術政策研究所が発表する 「科学技術への顕著な貢献2014(ナイスステップな研究者)」に望月が選定されました。評価を頂いた研究は、NEXTプログラムによる共同研究であり、決してわたくし一人の力で得られたものではありません。これまでの理研内外の共同研究者の皆さん、研究を下支えして下さった研究支援(補助)パートタイマーの方々のおかげです。これを励みに、さらに研究を推進し社会に貢献できることを、大変ありがたく思っております。
政策研究所の報道ウェブはこちら -
2014.12.19文部科学省 科学技術・学術政策研究所が発表する 「科学技術への顕著な貢献2014(ナイスステップな研究者)」に望月優子ユニットリーダーが選ばれました。
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2014.07.22
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2014.06.05理研ニュース6月号(2014年6月5日発行、公称9,000部)の【研究最前線】に、当ユニットの研究、『南極の氷床コアから太陽活動と気候変動の関係を探る』が紹介されております。 ぜひご覧ください。ダウンロードはこちら
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2014.03.01講演のお知らせです。
講演題目:
「過度なストレスから心と身体の健康を守ってよい研究を〜知らないと損する10の知恵〜」
講演者:望月優子(「女性天文研究者の会」世話人/男女共同参画委員)
日時:2014年3月22日(土) 詳細はこちら -
2012.08.01講演のお知らせです。
講演題目:「元素誕生〜私たちは星の子ども〜」
講師:望月 優子
日時:2012年8月9日(木) 10:10〜11:10
場所:東京大学本郷キャンパス小柴ホール
講演概要:
私たちの周りの世界に目を向けてみよう.地球上に存在するすべての生きとし生けるものが,また私たちの暮らしを支えているあらゆるものが,すべて元素から成り立っている.生命の素となる元素はどこで生まれ,私たちにたどり着くまでにどのような旅をしてきたのだろうか?本講演では,137億年前のビッグバンとよばれる宇宙の始まりから現在にいたるまで,宇宙の進化の過程で多様な元素がいつ,どのように生成されてきたかについて解説する.特に,原子番号26の鉄から天然に存在する元素では最も重い原子番号92のウランまでの元素の約半数については、いまだに宇宙のどこで、どのように生成されたのかわかっていない.現在の最新の理解と,解明にむけての取り組みを紹介する.また銀河系の物質(元素)が超新星爆発という大質量をもつ星の一生の最後の大爆発によって循環し,宇宙の様々な偶然が重なって地球に生命が誕生したことについても言及する. 詳細はこちら -
2012.03.13-14第1回NEXT合同ミーティング「南極氷床コアからさぐる過去2000年の太陽活動に関する分野横断的研究」のお知らせです。
日程:2012年3月13日(火)〜14日(水)
場所:理化学研究所和光本所 研究本館4F 424セミナー室
詳細はこちら -
2011.07.01研究ユニットが発足しました。