今回は「運動する平均場の理論」の小振幅(RPA)近似による巨大共鳴の話からはじめ、低エルギー4重極集団励起スペクトルにおける非線形効果と量子相転移に対する微視的理論の歴史についてレビューした後、パリティ2重項、カイラル2重項、オブレート-プロレート変形共存について議論します。そして、いよいよ、この講義全体の最終目標である「理研RIBFでどのような新しい核物理の世界が開けるか」について、核構造論の歴史的展開を踏まえたうえで議論したいと思います。

 

 

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