GPIBによる精密磁場測定器の制御プログラム
岩佐 直仁
理化学研究所サイクロトロン研究室
基礎科学特別研究員
平成10年4月24日
平成11年2月9日(改訂)
1.はじめに
理化学研究所
不安定核ビーム実験施設
では、自然界には存在しない寿命の短い原子核を ビームとして取りだし、物理、化学、生物、医学等の研究に利用している。
不安定核実験施設で不安定核ビーム発生装置として磁気分析装置(RIPS)を用いている。 本プログラムはRIPSの磁場計測に使用している株式会社エコー電子製EGI-488A型 精密磁場測定器をGPIB経由で制御するために開発された。 制御には、 同社製EGI-488AS型GPIBインターフェースユニットと、 株式会社インテックス製IBM-AT互換機用GPIBカード(Intex2071) 又は、National Instruments社製Sun用GPIBカード(NI-488.2M)を使用した。
1.1.著作権
著作権等は
GNU一般公有使用承諾書
に準拠する。 ユーザは無許可で使用、変更、再配布できる。本プログラムは完全に無保証です。
2.接続方法
下図のように接続する。
3.プログラムのインストール
PC-Linux + Intex2071
PC-Linuxをインストールする
GPIBボードに添付されたデバイスドライバを組み込む。
ここ
をクリックしてソースプログラムを down loadする。
tar zxvf nmr-1.1.1.tar.gz コマンドで解凍する。
nmrディレクトリに移り、makeと打つ。
Sun + NI-488.2M
SunOSをインストールする
GPIBボードに添付されたデバイスドライバを組み込む。
ここ
をクリックしてソースプログラムを down loadする。
gunzip nmr-sun-1.0.0.tar.gz コマンドを打つ。
tar xvf nmr-sun-1.0.0.tar コマンドで解凍する。
nmrディレクトリに移り、makeと打つ。
4.起動方法
3章でつくったnmrディレクトリに移り、nmrと打つ。
5.使用方法
以下のようなウインドが表示される。必要な個所をクリックすれば制御できる。 ボタンについては、 EGI-488A型精密磁場測定器、EGI-488AS型GPIBインターフェースユニットの マニュアルに書かれている。
謝辞
本プログラムの開発にあたり、サポートをして下さった サイクロトロン研究室の久保博士、放射線研究室の渡辺博士に感謝します。
Reference
株式会社エコー電子, 電話:0484 75 0771, FAX:0484 75 1295
株式会社インテックス, 電話:0263 52 6565, FAX:0263 52 3149