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ベランダからみた観閲式 (2010.10.24) 撮影した324枚の全部の写真へのリンク

 

最近やたらとヘリジェット戦闘機が五月蝿い。どうも2010年10月24日の自衛隊の 観閲式の為らしい。観閲式にはまったく興味がないが、あの五月蝿いヘリコプター がどこから発着するのか、長年の謎であったが、大いなる犠牲のもと、その謎は明らかとなった。川越バイパスには観閲式には戦車怪しげな車両(2,3,4,5,6,7,8,9,10)など通常見る事のできない多くの 車両が通過する。 その普段はみることのない色々な自衛隊の車両の画像の多くも撮れた。これはかの有名なパトリオットミサイル(PAC-3)車両に違いない、油圧シリンダーがみえてる。そのシリンダーをのばせば、このようになる。(朝霞駐屯場内にレンズを向けたら撮れた)。

私は某マンションの10Fに住んでいるが、偶然にも南側は小学校が隣接しており、 背の高い建物はないので南側の視界は良好で、理研本館、RIBF棟)も見える し、自衛隊朝霞駐屯場の大部分が見える(でも家に帰っても理研が見えるから、帰った気がしないのが難点である)。空気のいい日には富士山もよく見えるし、 火星もよく見える。さらに自衛隊朝霞駐屯場の東側の境界の川越バイパスのピンポイントは、ペランダと結ぶと偶然にも間が駐車場で障害物がないので川越バイパスのそのピンポイントはベランダから狙えることができる。マンションから川越バイパスまでは300m位あるので、通過車両を撮影するには焦点距離の長い大口径で明るい高性能な望遠レンズと腕が必要である。

あえて外出せず、自宅のベランダからどこまで自衛隊の観閲式を写真で撮れるかに初めて挑戦した。しかしそのための犠牲はとても大きかった。手持ちの初期型のデジタル一眼レフのニコンD100に虎の子の望遠レンズNikon ED AF-S NIKKOR AF-S 80-200mm 1:2.8Dと焦点距離を1.4倍に延ばすテレコンと準備した。CCDは35mmのフィルムより面積が小さいので実質焦点距離は160-400mmの明るい長い焦点距離の望遠レンズとして使えるはずである。いずれも昔買ったものなのでカメラ側もレンズ側も防振補正は一切ない。超望遠撮影では手ぶれは即ピンぼけで命取りになる。唯一できる防振対策はカメラのCCDのISO(defaltは200)を800に上げて高感度にしてシャーター速度を4倍に早めることである。(ISOは1600以上にもあげられるが、800以上にあげると画面が荒れノイズがめだってくる)この組み合わせはとても重くて手持ちはできないので安定な三脚か駆動性に優れている一脚かのどちかを使うか悩んだが、駆動性のいい一脚を使う事にした。すでに閲覧式の準備は始まっており空にはヘリコプター、ジェット戦闘機が飛んでいたので、慌てて、ベランダで準備中に1.6mの高さから、このカメラ+テレコン+虎の子の望遠レンズを手をすべらせて落下させ、コンクリート(+若干の緩衝材)のベランダの床に「ガシャリ」と音とともに激突し、レンズからガラスの破片が周りに飛び散った。一瞬で全てが終わった。暫く呆然とした後、気を取り直し被害状況を確認した。飛び散ったガラスの破片はレンズ本体ではなく、その先にレンズの保護のために1枚入れていた安物のKENKOのレンズ保護用のレンズが砕け散っただけで、虎の子の望遠レンズの破片ではなかった。KENKOの保護レンズは自らが犠牲となって使命を果たしてくれた。でも虎の子の望遠レンズのダメージも小さくはない(1,2,3)。外側の一部は割れ、ズームリングは正常に動くも焦点リングはガチガチでかろうじて回す事ができがスムーズには廻らない。勿論AFのための超音波モータなど動くはずがない。ダメ元でカメラを覗くと、さすがは天下のNIKON、D100は無傷であった。NIKONは第二次大戦中に軍用の望遠鏡など光学機器を作っていたので訳がちがう。(実質)AFしかできないCANONならばそうはいくまい。虎の子の望遠レンズはかなりダメージを受けていたが、レンズとしての機能はフォーカスリングがとても回りにくくなり、微妙はフォーカスの調整ができない点以外は無事であった。AFは使えないがひょっしたら撮影できるかもしれない。気を取り直して駄目もとで挑戦をした。撮影終了後、新宿エルタワー28FのNIKONのサービスセンターにダメージをうけた虎の子の望遠レンズを走って持ち込み、鑑定をしてもらうと、38,745円で修理可能で、これは購入当時の金額の1/5ぐらいなので即修理を依頼し11/2で代引きで自宅に届くことになっている。(後記:予定より早く10月30日に修理が完了し無事生還してきた。AFの超音波モータも勿論正常。新品同様に復元した。)

最後のほうで、あの五月蝿いヘリコプターの発進直後の証拠写真を撮る事ができた。ホバーリングの音が五月蝿く聞こえるが姿は見えない。隈無くレンズで朝霞駐屯場をスキャンすると捕まえる事ができた。

先ずはヘリコプターが発進直後の決定的写真(1,2,3,4,5) どんどん近づいてくるので捕まるかと思ったが頭上を通り超していった。
別のヘリの発進直後の写真(1,2,3,4) もとれた。あの五月蝿いヘリはやはり 自衛隊朝霞駐屯場から発着していたのである。

気がついてみると318枚の写真が撮れていた。VIPの乗っている前後の警備(1,2)も半端ではない。でもVIP/VIPダミーの車両を含め全部写真に撮れてしまった。

ゴルゴ13ならば、この絶好のポジションからだと容易である。ベランダから撮影した全ての写真334枚はここにあります。

(VIPやVPIのダミーを含む前後の警備の様子までの写真をインターネットに公開すると、著作権的には自分で写した画像なので問題はなく、顔までは写ってないので肖像権的にも問題はないと思いますが、秘密警察に捕まりそう(マークされそう)なので、所内向けACLの設定をします)


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Last updated on 25 October 2010,