理研シンポジウム・iTHES/iTHEMS研究会 2017

研究会の概要

目的

 平衡状態からかけ離れた状態を扱う「非平衡系の物理」は,分野を問わず,素粒子・原子核物理から宇宙物理,物性物理までのあらゆる分野で現れるものの,現在でも統一的な理解が進んでおらず,未知のフロンティアが広がっています.近年では,実験・観測技術や数値シミュレーションの精度が向上したことにより,非平衡現象に関する多くの興味深い実験・観測結果が蓄積され,その理論もそれぞれの分野で目覚ましく発展してきています.しかしながら,これらの理論の発展はあくまで分野ごとに独立のものであり,「非平衡系の物理」という共通項があるのにも関わらず,分野を超えた横のつながりが希薄な状況にありました.本研究会は,これら各分野の理論の進展を概観し,分野の枠を超えた議論や交流を通じることで,非平衡系の物理に関して広い知見を深めるために企画されました.そのことにより「非平衡系の物理」の分野を超えた普遍的な理解を目指す研究に関して,さらなる発展の足掛かりを築くことを目的としています.

(本研究会は,理研シンポジウムの一環として行われる予定です. また RIKEN iTHESRIKEN iTHEMS, の補助を受けて開催されています. )

テーマ

 非平衡系の物理全般(非平衡統計力学,冷却原子系,量子開放系,輸送現象,宇宙論への応用,原子核・ハドロン物理学への応用etc.)

日程

  • 2017年 12月 6日(水) 12:50 - 18:00
  • 2017年 12月 7日(木)   9:30 - 18:00
  • 2017年 12月 8日(金)   9:30 - 16:40

場所

 埼玉県和光市広沢 理化学研究所・鈴木梅太郎記念ホール
 (会場へのアクセス方法は,こちらをご参照ください)

招待講演

  • 赤松 幸尚 (大阪大):量子開放系の理論と重クォークへの応用
  • 郡 宏 (お茶大):生物リズムと同期現象の物理学
  • 小林 未知数 (京都大):トポロジカル欠陥のダイナミクスと量子乱流
  • 齊藤 圭司 (慶應大):輸送現象におけるゆらぎと熱力学的コストの関係について
  • 竹内 一将 (東工大):不可逆過程の相転移と非平衡臨界現象
  • 樽家 篤史 (京都大): 宇宙の大規模構造形成
  • 中務 孝 (筑波大):時間依存平均場再量子化と原子核物理
  • 日高 義将 (理研):非平衡場の理論と運動論
  • 船久保 公一 (佐賀大):バリオジェネシス
  • 本郷 優 (理研):有効場の理論と流体力学
  • 村田 佳樹 (慶應大):重力と乱流・カオス
  • 横山 順一 (東京大):インフレーションからビッグバンへ

一般講演

議論の時間を十分確保するために,一般講演はポスター発表とショートトークのみとする予定です. ポスター発表を希望される方は,参加登録ページにおいてポスター発表の申し込みを行ってください.
参加登録の締め切りは11月10日(金)を予定していますので,お早めのご登録をお願いいたします.

世話人

  • 本郷 優 (理研 iTHES)
  • 田屋 英俊 (理研 iTHEMS)
  • 日高 義将 (理研 仁科センター・理研 iTHEMS)